2015年3月31日火曜日

宝石のビッカース硬度

 ビッカース硬度(ビッカース硬さとも)とは、主に工業材料の硬さを表す尺度の一つです。モース硬度が引っかき傷に対する固さを示すのに対し、ビッカース硬度は押込み圧力に対する堅牢さを示します。

 ビッカース硬度の試験法は1925年に開発されたもので、まず正四角錐のピラミッド型をしたダイヤモンド製の圧子を、測定対象の表面に押し込みます。次に、荷重を除いたあとに残ったへこみの対角線の長さd(mm)から表面積S(mm2)を算出します。算出した表面積S(mm2)で試験荷重F(N)を割った値が「ビッカース硬度」と呼ばれるもので、単位はHVと表記されます。大きな力で押し付けたのに小さな傷しか付かない、つまり、試験荷重が大きいのに傷の表面積が小さいという場合、ビッカース硬度の値(試験荷重÷傷の表面積)は大きくなります。すなわち、「硬い物質ほどビッカース硬度(HV)が大きくなる」ということです。

2015年3月26日木曜日

宝石の種類

宝石の種類に関しては、一般的に以下のような分類がなされます。ただし日本国内においては、JJA(社団法人 日本ジュエリー協会)及びAGL(宝石鑑別団体協議会)によって宝石と認定されていないものも幾つかあります。

天然宝石(てんねんほうせき)とは模造宝石に対立する言葉で、人為的な操作が加わっていない宝石類のことです。ただし、研磨(けんま)やカットを除きます。

処理宝石(しょりほうせき)とは天然宝石にエンハンスメント(enhansement)と呼ばれる外見上の改良や、トリートメント(treatment)と呼ばれる人工処理が加えられた物を指します。ただし現在はエンハンスメントとトリートメントという厳密な区分がなくなり、宝石に施される人工処理は一律で「トリートメント」と表現されます。

人工宝石(じんこうほうせき)とは人間によって科学的に生み出された、天然宝石と化学成分・物理特性・内部構造が同じ宝石のことを指します。ただし、JJAやAGL加盟鑑定機関においては宝石と認められません。

人造宝石(じんぞうほうせき)とは天然宝石とは異なる物質を使用して作り出された、天然宝石に酷似した宝石を指します。ただし、JJAやAGL加盟鑑定機関においては宝石と認められません。

模造宝石(もぞうほうせき)とはガラス・プラスチック・陶器・骨・植物などを使用して天然宝石を模したものを指します。ただし、JJAやAGL加盟鑑定機関においては宝石と認められません。

2015年3月22日日曜日

宝石のモース硬度

 モース硬度とは、鉱物の硬さを表す尺度の1つで、あらかじめ設定した基準物質に対して1から10までの整数値を与えたものです。
 モース硬度で用いられる基準値は絶対値ではなく相対値であるため、「硬度1」の2倍硬い物質が「硬度2」と言う訳ではなく、物質Bで物質Aを引っかいて傷が付いたとき、AよりBの方が硬いという意味で「物質A=硬度1」、「物質B=硬度2」と表現します。
 また、モース硬度が示すのは叩いたときの堅牢さではなく、ひっかき傷に対する抵抗力ですので、最高硬度10をもつダイヤモンドでも、ハンマーなどで強く叩くと割れてしまうことがあります。なお、モース硬度の「モース」は、この尺度を考案したドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースに由来しています。

2015年3月18日水曜日

宝石の定義

 宝石の世界的な定義は、希少性が高くて美しい外観をもち、モース硬度が7よりも高い天然鉱物を指します。石英のモース硬度である7が宝石の硬度基準として設定されているのは、石英が砂埃(すなぼこり)中に多く含まれており、石英以上の硬度を持っていないと経年劣化(風化など)によって宝石としての美観をたやすく失ってしまうからです。

 また日本国内においては、JJA(社団法人 日本ジュエリー協会)及びAGL(宝石鑑別団体協議会)が 「宝石もしくは装飾用に供される物質の定義および命名法に関する規定」というものを設けており、これらの団体に加盟している鑑別機関は、この規定に従って宝石を鑑別することが義務付けられています。規定によると、宝石は天然石と人工生産物(合成石・人造石・模造石)とに大別され、このうち天然石のみを宝石とすることが定められています。また天然石には、カット・研磨だけが施された自然に近いものと同時に、何らかの人工処理を施したものも含まれます。つまり、原石にカット以外の何らかの人工処理した天然石も「宝石」だという訳です。

2015年3月13日金曜日

『ローズカットダイヤモンド』とは?

先日、大阪で、ローズカットダイヤモンドが入ったアンティークカメオを販売し、お客様より『ローズカットダイヤモンド』についてのご質問がございましたので、今回ご紹介させて頂きます。

ダイヤモンドは自然界で最も硬い物質ですので、中世のヨーロッパでは原石のまま、または原石の面を研磨した状態で、女性の装飾品としてではなく、戴冠式のマント、王冠、刀の鞘などに使われていました。15世紀の初頭までダイヤモンドの研磨産業の存在は、ヨーロッパでは事実上知られていません。インドがその起源ともいわれ、ベネチア人がヨーロッパに伝え、15世紀にダイヤモンドパウダーが使用されるようになって、ようやく正確にファセットがつけられるようになりました。

ちょうどその頃(1520年頃)、『ローズカット』が発明されました。原石のカットは、その宝石の持っている美しさを最大限に発揮されることと、目減りを最小限に抑えるようにファセットをつけることとを両立させなければなりません。その為、『ローズカット』は急速に広まり、1900年ごろまで人気を博しました。

『ローズカット』の特徴は、ベースはファセットのない大きな平面、トップは先端に集中した種々の数の三角形のファセットの集まりで低い錘形のカットです。『ローズカット・ダイアモンド』ならではの、ラウンドブリリアントのダイアモンド(良く見かけるダイアモンド)とは違った輝きが魅力です。

最も普通の形は、ベースはファセットのない大きな平面、トップは、先端に集中した種々の数の三角形のファセットの集まりで、低い錐形のカットです。

2015年3月7日土曜日

ブリリアントカット

ブリリアントカットは、ダイヤモンドの研磨方式の一種。

17世紀にヴェネツィアで原形が考案され、1919年に、ダイヤモンド加工業の名門トルコフスキー家の一員マルセル・トルコフスキー(ベルギーの数学者・宝石職人)が、ダイヤモンドの反射・屈折率といった光学的特性を数学的に考慮して最も美しく輝く型を理論的に見いだし、各切子面(ファセット)の形状や角度を算出した。別名、アイデアルカット。

いくつかの種類があるが、すべて58面体(下面の面取り(キューレット)をしない場合は57面体)で、上部から進入した光が全て内部で全反射して上部から放たれ、ダイヤモンドの輝きをきわだたせるように設計されている。最も有名なのは、丸形のラウンド・ブリリアンカット。

2015年3月2日月曜日

宝石みたいなキラキラ付き靴下がかわいい!

キラキラ輝くデコレート!足元のオシャレをエッジィに格上げする、ゴージャスなデザインのソックスです★ワンポイントにとても素敵で、可愛いビジューは履くだけでお洒落です。

最近は色んなタイプのものが登場~!

色もビジューの形も色々出てきてます♪上品スタイルにも意外とハマる!タイトスカートやショートパンツなど、どんなスタイルにも合わせやすく活躍しそう。

黒系ならこんなにかっこよく!

スタッズローファーにビジューソックス合わせたら可愛いな~。

そしてスタッズの付いた靴下♪スタッズ大好きな私は今年の秋、スタッズの付いたものが多くて嬉しい(´∀`*)スタッズ付きソックス可愛すぎて3色買いしちゃったヽ(;▽;)ノ